■ 内容紹介/ヨットクラブ ■
異色作家短篇集
誰にも言えないが自分は神だと信じている方、奇妙なお隣さん
にお悩みの方、火星ロケット搭乗前の宇宙飛行士の方に、
この本をお勧めします―。
実業界で成功し、すべてを手に入れたジョン・ゴーフォースにも、ひとつ
だけ叶わぬ望みがあった。それは市の有力者が集まる秘密めいた社交
クラブの会員になること。だが、待望の入会の誘いを受けたとき、彼は
すでに人生に倦怠を覚え始めていた…。
富豪たちのひそかな愉しみを描いて、MWA最優秀短篇賞に輝いた
名作「ヨットクラブ」、規律正しい教育を理想に掲げる寄宿制学校
のおぞましい実態が明らかにされる「理想の学校」、何か月も一言も
口をきかず、互いに無視しあってきた夫婦が繰り広げる奇妙なゲーム
の顛末「夜の客」、自分が神であることに気づいた男が始めた通信
事業「G.O’D.の栄光」など、奇抜なシチュエーション、たがの
はずれた世界を、ブラックユーモアをまじえて描き、読者に強烈な
ショックと恐怖をもたらす異色作家イーリイの傑作、全15篇を収録。
【収録】
理想の学校/貝殻を集める女/ヨットクラブ/慈悲の天使/面接/カウントダウン/タイムアウト/隣人たち/G.O’D.の栄光/大佐の災難/夜の客/ペルーのドリー・マディソン/夜の音色/日曜の礼拝がすんでから/オルガン弾き