<解説>
解説(抜粋) 夢は実現する
夢は実現できる。七十歳代でも実現できる。それが著者のメッセージだ。生涯をかけた仕事を引退後でも、この言葉を信じて新しい夢を追求出来たら、多くの人々の人生がどんなに輝きだすことだろう。どうしたら実現できるかも、メッセージの一つ。もっとも還暦を過ぎたら、実現しなくとも夢を持って追求し続けられるものがあるだけで十分かもしれない。この書は六十歳からの人生を、素晴らしくする為の示唆に富んでいる。五十代の会社員・壁に突き当たっている中堅社員はもとより、これから社会人となる若い人たちにも一読の価値がある。
(中略)
そしてこの度、一冊の本として出版されることをうれしく思う。友人としてより、この文頭に掲げた理由からである。一人でも多くの人が、大きな夢を持たずして還暦を迎えない為に。
2007年5月 友人 元山 芳彰(東海大学チャレンジ・センター)
<出版社コメント>
著者が本の中で述べていることだが、彼にとっての太平洋処女航海は、成功率50%と言い、残りの50%は「死」を覚悟していた、と言う。何が彼を「太平洋横断」に駆り立てたのであろうか?
確かに44年前、堀江謙一氏が太平洋横断を成功させたことに衝撃をうけ、いつかは自分もと夢を持ったことが今回の快挙のスタートであった。だがそれだけで20代の夢を70歳で実現させる持続力を与えた訳ではないだろう。企業人としての40年近い年月の間をも、彼を駆り立ててきたものは何であったのか?
著者は、「第2部 夢のはじまり」のなかで、少年時代の空襲のことを述べている。空から爆撃を受け「死に直面」し、「虫に生まれ変わってもいいから生きたい」、と。
戦争が終り、10歳の村田少年は「自分が生きている価値、命を味わえることの価値」を強烈な体験で知ることになった。
この本は、生きていることの価値を我々に考えさせてくれる。本に流れる最重要のキーワードは「命を味わう」である。太平洋処女航海は、価値ある「自分の生」を確かめる「命の旅」でもあった。
年齢に関係なく「自分の生の価値」が薄れる感のある一人一人の心に、今一度少し若い日々に立ち戻り、「自分の今から」を考えさせてくれる本である。単なる「航海記」ではない。1部から3部まで目を通していただけることを期待する。
2007年6月 (株)エイバックズーム